主婦の創めたショップが失敗するというケースは結構多い。店を持ちたいのか、商売をしたいのかが心の中ではっきりしていないからである。たとえば、どうしてもやってみたかった輸入雑貨店を創めようと思ったりして、そんな時にトゥワイライトの中のミステリー・ゾーンからイリュージョンの世界への招待状が送られてくる。
まず目標を立てて、それを紙に書いて、何度も見直したり、お気に入りのショップの写真を雑誌から集めてスクラップにして、ワクワク、ドキドキとときめいてくる! そのパワーから、夢に向かう推進力を得てゆく。好きなことを夢中でやっているので疲れることも無い!
無意識は現状を維持しようとし、このプランに眼を光らせ警戒のシグナルを送り続ける… それらの声は風となり、無茶なギャンブルは止めろと泣き叫ぶ。
その声を無視して、イメージングしてゆくうちに、まるで八ヶ岳に向かう中央高速道路を全速力で疾走する車のなかで聞くベートーベンのピアノソナタ「悲愴」のように胸を締め付けられてゆく。ここまでくると潜在意識は警戒のシグナルを送り続ける事に疲れ、諦めてしまう。夢は悪魔のスパイラルをダーク・ゾーンに向かって真っ逆さまに落ちてゆき、止められる者はもう誰もいない。
この素晴らしいショップは、突如として無意識の世界に誕生する。そして、徐々に無意識の世界から這い出してきて、現実の世界に向けて移行し始める。
夢は叶う… 真実だった!
夢にまで見た素晴らしい輸入雑貨店が物質界に顕現した。 借金で創造された魔法のショップ! 開店と同時に友人や親戚が訪れ賞賛する。 至福の時。
だが、物質界の法則によって、基盤もない魔法のショップは崩壊し始める。
あれほど今まで来た客達は2~3ヶ月もすると、どこへともなく消えてゆき、半年も経つと閉店となり、完全に崩壊する。
夢の後の多額の借金をその夫や実家が返済し、夢は豪華な内装のショップとともに跡形もなく消滅する。 どこにでもあるお定まりのパターン。日常の砂漠の中に一瞬だけ出現した蜃気楼のようなイリュージョン!
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